長崎県の一戸建て売却相場|市区町村別の成約価格一覧
長崎県で2021年〜2025年に成約した一戸建ては6,005件、成約価格の中央値は1,500万円です。市区町村ごとの内訳を下にまとめています。
この金額は、土地と建物を合わせた価格です。建物だけの値段ではありません。一戸建てを敷地ごと売買したときの総額を集計しています。更地や土地だけの取引は、性質が違うため含めていません。
長崎県の一戸建て売却相場一覧
長崎県で頭に立つのは西彼杵郡長与町の2,500万円です。大村市と西彼杵郡時津町がともに2,400万円で続きます。県庁所在地の長崎市は6位の1,600万円にとどまります。
理由は地形にあります。長崎市は周囲を300〜400メートル級の山に囲まれ、その山が海まで迫っているため、平坦な土地がほとんどありません。住宅地は平地から押しのけられる形で斜面に作られ、道路の幅はおおむね1〜2メートルの階段道路です。自動車どころか、自転車での移動も難しい区域があります。長崎市は1995年度から斜面市街地再生事業に着手し、車が通れる道路がなく密集している8地区を重点整備地区に選びました。これらの地区では高齢化率が高く、空き家と空き地が急増しています。
長与町と時津町は、その長崎市の北隣にある平地です。2位の大村市は、1970年から約55年にわたって長崎県で唯一人口が増え続けた市で、諫早市・長崎市・佐世保市のベッドタウンとして宅地開発が続いてきました。売却物件が築22年と、県内でいちばん若いのもこの市です。
9位から下は様子が変わります。8位の東彼杵郡波佐見町が1,550万円なのに対し、9位の東彼杵郡川棚町は710万円。ここで半分以下に落ちます。下位には対馬市490万円、五島市480万円、壱岐市290万円、南松浦郡新上五島町200万円と離島が並びます。なお7位の佐世保市は1,600万円。ハウステンボスを抱える市ですが、住宅の値段は県内で中位です。観光地としての知名度と、そこに住む家の値段は別の話です。
長崎県で家を売るときに効いてくるのは、市の名前ではありません。その土地が平らかどうか、車が入るかどうかです。同じ長崎市内でも、平地の物件と階段を上る物件とでは、まったく別の値段になります。
出典:長崎市「斜面地の過疎化防止」/長崎市 斜面市街地再生事業/大村市「住民基本台帳登載人口」/国土交通省 不動産情報ライブラリ 取引価格情報
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| 市区町村 | 成約価格の中央値 | 件数 | 築年数の中央値 | 面積の中央値 | 1㎡あたり |
|---|---|---|---|---|---|
| 西彼杵郡長与町 | 2,500万円 | 215件 | 築29年 | 200㎡ | 10.9万円 |
| 大村市 | 2,400万円 | 557件 | 築22年 | 210㎡ | 9.6万円 |
| 西彼杵郡時津町 | 2,400万円 | 126件 | 築32年 | 200㎡ | 9.6万円 |
| 諫早市 | 1,800万円 | 761件 | 築34年 | 230㎡ | 7.3万円 |
| 北松浦郡佐々町 | 1,700万円 | 35件 | 築27年 | 210㎡ | 6.0万円 |
| 長崎市 | 1,600万円 | 1,928件 | 築37年 | 190㎡ | 8.1万円 |
| 佐世保市 | 1,600万円 | 1,320件 | 築35年 | 200㎡ | 6.5万円 |
| 東彼杵郡波佐見町 | 1,550万円 | 54件 | 築26年 | 260㎡ | 4.9万円 |
| 東彼杵郡川棚町 | 710万円 | 65件 | 築36年 | 260㎡ | 2.1万円 |
| 西海市 | 700万円 | 65件 | 築41年 | 420㎡ | 1.5万円 |
| 島原市 | 650万円 | 179件 | 築40年 | 290㎡ | 2.0万円 |
| 雲仙市 | 550万円 | 98件 | 築39年 | 330㎡ | 1.4万円 |
| 平戸市 | 500万円 | 75件 | 築40年 | 330㎡ | 1.7万円 |
| 対馬市 | 490万円 | 84件 | 築39年 | 290㎡ | 1.4万円 |
| 五島市 | 480万円 | 150件 | 築36年 | 315㎡ | 1.3万円 |
| 南島原市 | 300万円 | 99件 | 築40年 | 370㎡ | 0.9万円 |
| 壱岐市 | 290万円 | 54件 | 築46年 | 198㎡ | 1.0万円 |
| 松浦市 | 270万円 | 37件 | 築44年 | 350㎡ | 0.8万円 |
| 南松浦郡新上五島町 | 200万円 | 63件 | 築39年 | 220㎡ | 0.9万円 |
編集部長崎県の中古マンションの売却相場を知りたい方はこちらをどうぞ。同じ市区町村でも、一戸建てと中古マンションでは値段の下がり方が違います。
一覧に載っていない市区町村について
この一覧には、2021年〜2025年の5年間で成約が30件に満たなかった市区町村を載せていません。 件数が少ないと、たまたま1件あった高い取引や安い取引だけで中央値が動いてしまい、 相場として読める数字にならないためです。
載っていないことと、その地域で家が売れないことは関係ありません。 国が公表している取引の件数が、統計として扱えるほど多くないというだけです。 人口の少ない市町村や離島では、実際に売買はあっても件数がこの水準に届きません。
自分の家がいくらになるかは、地域の取引件数が多いか少ないかに関係なく、 査定を受ければ分かります。相場が公表されていない地域ほど、 複数の会社に見てもらって金額を比べる意味があります。
このページの成約価格データについて
国土交通省が公表している不動産取引価格情報をもとに集計しています。 実際に不動産を購入した人へのアンケートをもとに、取引の当事者が特定されないよう 価格や面積を一定の幅に丸めたうえで公表されているデータです。 そのため、個別の物件の売買金額そのものではありません。
- 出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ 不動産取引価格情報
- 集計期間:2021年〜2025年に成約した取引
- 集計方法:平均ではなく中央値。極端な金額に引きずられないため
- 金額の範囲:土地と建物を合わせた価格(国土交通省の区分「宅地(土地と建物)」)。土地だけの取引は除外
- データ取得日:2026-09-01