千葉県千葉市稲毛区の一戸建て売却相場|築年数別の成約価格と5年推移

千葉県千葉市稲毛区で2021年〜2025年に成約した一戸建ては1,059件です。成約価格の中央値は3,300万円で、千葉県内で集計対象になった57市区町村のうち10番目に高い水準です。中央的な物件像は土地面積130平方メートル・築9年です。

千葉市稲毛区の一戸建ての売却価格を左右するもの

千葉市稲毛区の相場は区内で一律ではありません。1平方メートルあたりで見ると稲毛台町が55.0万円、長沼原町が6.7万円で、8.21倍の差があります。

用途地域によっても金額は動きます。工業地域の物件は15.7万円で、区の平均を33%下回りました。

成約価格の中央値 3,300万円 2021年〜2025年
集計した取引 1,059 実際に成約した件数
築年数の中央値 9 成約時点の築年数
土地1平方メートルあたり 23.3万円 建物の価格を含んだ金額を土地面積で割ったもの

この金額は、土地と建物を合わせた価格です。建物だけの値段ではありません。一戸建てを敷地ごと売買したときの総額を集計しています。更地や土地だけの取引は、性質が違うため含めていません。

千葉市稲毛区の一戸建て売却相場(築年数別)

築年数の区分ごとに、実際に成約した価格の中央値です。 件数が5件に満たない区分は、数字が偏るため載せていません。

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築年数 件数 成約価格の中央値 土地面積 延床面積 土地1平方メートルあたり
新築〜築5年 442件 3,700万円 120㎡ 100㎡ 31.0万円
築5〜10年 64件 3,300万円 130㎡ 105㎡ 27.9万円
築10〜20年 110件 3,100万円 145㎡ 110㎡ 21.6万円
築20〜30年 116件 2,500万円 138㎡ 110㎡ 16.2万円
築30〜40年 125件 2,200万円 165㎡ 130㎡ 13.3万円
築40年以上 141件 1,600万円 155㎡ 95㎡ 9.5万円

千葉市稲毛区の一戸建てはいくらで売れているか?(価格帯の分布)

500万円未満22件
500万〜1,000万円50件
1,000万〜1,500万円51件
1,500万〜2,000万円63件
2,000万〜2,500万円95件
2,500万〜3,000万円139件
3,000万〜4,000万円287件
4,000万〜5,000万円146件
5,000万〜7,000万円122件
7,000万円以上84件

真ん中の半数は2,400万円から4,400万円の範囲に入っています。 極端に高い取引や安い取引に引きずられないよう、平均ではなく中央値を使っています。

千葉市稲毛区の一戸建て売却相場の推移(2021年〜2025年)

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3,1002021218件3,2002022199件3,5002023170件3,5002024183件3,3002025289件単位:万円

2021年の3,100万円から2025年は3,300万円になりました。この5年で6.5%上がっています。

年ごとの件数が少ない場合、1件の大きな取引で中央値が動くことがあります。 件数と合わせて見てください。

千葉市稲毛区の一戸建ての売却相場は町名でいくら違うか?

成約が15件以上あった町名について、1平方メートルあたりの値段が高い順に並べたものです。 成約価格の中央値ではなく単価の順に並べているのは、 土地の広い町ほど総額が大きく出て、順位が入れ替わってしまうためです。

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町名 件数 成約価格の中央値 土地面積 土地1平方メートルあたり 区の平均との差
稲毛台町 21件 6,400万円 135㎡ 55.0万円 +136%
黒砂台 29件 4,900万円 115㎡ 47.8万円 +105%
小仲台 72件 4,400万円 115㎡ 38.1万円 +64%
稲毛東 34件 4,450万円 132㎡ 37.3万円 +60%
稲毛 27件 4,300万円 115㎡ 35.8万円 +54%
黒砂 38件 4,450万円 130㎡ 35.3万円 +52%
作草部 15件 3,200万円 115㎡ 34.4万円 +48%
轟町 45件 3,800万円 105㎡ 34.0万円 +46%
小中台町 39件 3,600万円 125㎡ 31.8万円 +37%
稲毛町 38件 4,150万円 125㎡ 31.8万円 +37%
穴川 42件 3,850万円 135㎡ 27.3万円 +17%
天台 58件 3,650万円 142㎡ 25.1万円 +8%
萩台町 33件 3,500万円 165㎡ 21.2万円 −9%
園生町 125件 2,900万円 130㎡ 21.2万円 −9%
作草部町 24件 3,250万円 132㎡ 21.1万円 −9%
宮野木町 150件 2,900万円 140㎡ 20.0万円 −14%
長沼町 97件 2,400万円 140㎡ 16.3万円 −30%
小深町 42件 2,450万円 130㎡ 15.6万円 −33%
山王町 65件 2,200万円 135㎡ 9.3万円 −60%
長沼原町 21件 1,800万円 175㎡ 6.7万円 −71%

逆に作草部は成約価格では14番目ですが、単価では7番目に入ります。

売主

うちの町の数字を見ればいいんですか?

編集部

まずはそこからです。ただし同じ町でも、駅までの距離や土地の広さで変わります。この表は出発点として使って、実際の金額は査定で確かめてください。

千葉市稲毛区の一戸建ての売却価格は、どの条件で変わるか?

成約したときの条件ごとに、1平方メートルあたりの値段を並べたものです。 自分の物件がどの区分に当たるかを見てください。 件数が15件に満たない区分は、数字が偏るため載せていません。

用途地域と都市計画の区分

区分 件数 成約価格の中央値 土地1平方メートルあたり 区の平均との差
近隣商業地域 18件 5,750万円 32.0万円 +37%
第1種住居地域 208件 3,650万円 29.5万円 +27%
第1種中高層住居専用地域 328件 3,400万円 25.8万円 +11%
第1種低層住居専用地域 282件 3,300万円 24.2万円 +4%
市街化調整区域 34件 3,300万円 16.8万円 −28%
第2種中高層住居専用地域 78件 2,700万円 20.0万円 −14%
準工業地域 21件 2,200万円 15.1万円 −35%
工業地域 59件 2,200万円 15.7万円 −33%

建ぺい率

建ぺい率 件数 成約価格の中央値 土地1平方メートルあたり 区の平均との差
50% 39件 3,500万円 22.1万円 −5%
60% 962件 3,200万円 23.5万円 +1%
80% 20件 6,750万円 36.6万円 +57%

前面道路の幅

幅の狭い道路に面した住宅と、広い道路に面した住宅の比較
左は車が入れない幅の道に面した住宅です。建て替えのときに資材を運び込めず、日々の駐車もできません。右は同じ住宅地でも、車がすれ違える道に面しています。
前面道路の幅 件数 成約価格の中央値 土地1平方メートルあたり 区の平均との差
6.5m以上 148件 3,950万円 25.2万円 +8%
5〜6m 421件 3,300万円 22.2万円 −5%
4m台 304件 3,200万円 25.8万円 +11%
4m未満 96件 3,000万円 21.2万円 −9%

前面道路の方位

前面道路の方位 件数 成約価格の中央値 土地1平方メートルあたり 区の平均との差
93件 3,000万円 20.0万円 −14%
85件 3,100万円 20.8万円 −11%
西 94件 2,950万円 21.5万円 −8%
91件 3,200万円 23.3万円 ±0%

土地の形

土地の形 件数 成約価格の中央値 土地1平方メートルあたり 区の平均との差
整形地 476件 3,400万円 25.2万円 +8%
不整形地 208件 3,650万円 22.4万円 −4%

値段にほとんど影響していない条件

千葉市稲毛区では、前面道路の種類で1平方メートルあたりの値段はほとんど変わりませんでした。この条件を理由に値下げを持ちかけられたときは、根拠を聞いてください。この区の成約データでは差が出ていません。

売主

うちの土地だけが工業地域なんです。売りにくいということですか?

編集部

区で工業地域として成約したのは59件、全体の6%です。1平方メートルあたりは15.7万円でした。

区の平均を33%下回りました。人や車の通りがある場所なので、静かな住環境を求める買い手が引きます。そのぶん、店舗や事務所を構えたい買い手に届くかどうかで金額が決まります。

数が少ないぶん、住宅だけを扱っている会社に頼むと買い手の層をまるごと取りこぼします。事業用の土地を扱っている会社にも査定を出してください。

ただし条件は重なります。ここが不利でも、町名や土地の広さで取り返している物件はあります。

千葉市稲毛区の一戸建ては解体して土地で売ったほうが高いか?

千葉市稲毛区で成約した一戸建ての1平方メートルあたりの値段は23.3万円です。同じ区で土地だけが売買された取引(413件)は14.0万円。建物を取り壊すと、1平方メートルあたりの水準は60%まで下がります。

家の解体を決める前に
建物を取り壊した跡地と、隣に建つ住宅
建物を取り壊すと、この状態で買い手を探すことになります。

解体には費用がかかります。そのうえで単価が40%落ちるなら、 費用をかけて価値を下げていることになります。 千葉市稲毛区では、古い家でも建物を残したまま売り出したほうが、 手元に残る金額は多くなりやすいと言えます。

売主

不動産会社に「古いので解体して更地にしましょう」と言われました…。

編集部

千葉市稲毛区の数字では、その提案は損になる可能性があります。解体費用を出したうえで単価が40%落ちるからです。解体はそのあとでも間に合います。いまのままの状態で何社かに査定を出してもらってください。

千葉市稲毛区で売れている一戸建てはどんな物件か?

買い手が実際に選んだ物件の姿です。 自分の物件がここから外れている場合、値段より先に、 買い手の数がそもそも少ないことを見込んでおく必要があります。

土地面積ごとの成約

土地面積 件数 成約価格の中央値 土地1平方メートルあたり
230㎡以上 128件 6,000万円 16.4万円
165〜230㎡ 191件 3,200万円 17.7万円
120〜165㎡ 392件 3,100万円 22.7万円
80〜120㎡ 302件 3,300万円 33.0万円
80㎡未満 46件 2,650万円 37.8万円

建物の構造ごとの成約

建物の構造 件数 成約価格の中央値 土地1平方メートルあたり
RC 21件 8,300万円 16.1万円
軽量鉄骨造 79件 5,700万円 31.6万円
鉄骨造 43件 5,500万円 31.0万円
木造 860件 3,200万円 23.1万円

千葉市稲毛区で一戸建てを売り出す前に用意しておくもの

千葉市稲毛区の成約データから、 この地域で聞かれやすい書類を挙げます。査定の前にそろえておくと、話が早く進みます。

私道の持分と、通行・掘削の承諾書

千葉市稲毛区で成約した一戸建てのうち18%が私道に面していました。私道は持分の有無と、水道管の工事で道路を掘る許可が取れるかどうかが必ず確認されます。書類が無いと引き渡しの直前で止まります。

道路の後退(セットバック)が済んでいるかどうか

前面道路が4メートルに満たない物件が10%ありました。この場合は建て替えのときに敷地を後退させる必要があり、実際に使える面積が図面より狭くなります。すでに後退済みなら、その記録を用意してください。

実測図と、境界の確定書類

整形でない土地が30%を占めます。形が整っていない土地ほど、登記簿の面積と実際の面積がずれやすくなります。境界が確定していないと、買い手は値引きの材料にします。

建築確認済証と検査済証

いつ建てられ、法律どおりに検査を受けた建物かを示す書類です。見つからない場合は、市区町村の窓口で台帳記載事項証明書を取れます。

成約価格・売り出し価格・査定額はそれぞれ違う

このページの金額は成約価格です。実際に売買が成立し、登記が行われた取引の金額を国土交通省が集計したものです。 不動産のポータルサイトに並んでいる金額は売り出し価格で、売主が希望して掲げた金額です。値引き交渉を経て成約するため、売り出し価格より下がって決まることが少なくありません。

また、査定額はさらに別のものです。不動産会社が「これくらいで売れそうだ」と見込んだ予想であり、 会社によって金額が変わります。

質の悪いことに、専任媒介契約をとるために高めの数字をわざと出す会社もあります。 つまり成約価格は結果、査定額は予想です。同じものとして扱わないでください。

そのうえで、自分の家がいくらになるかは結局は査定を受けなければ分かりません。 このページの中央値は地域の水準を知るための目安であって、個別の物件の金額ではないためです。 同じ市区町村でも、駅からの距離、方角、道路の幅、土地の形、建物の傷み方で金額は変わります。

売却相場を調べたあとにやること

  1. このページで、地域の成約価格の水準と築年数ごとの下がり方を把握する
  2. 複数の不動産会社に査定を依頼し、実際の金額とその根拠を聞く
  3. 査定額が相場から大きく離れている会社があれば、その理由を確認する
  4. 金額と担当者の説明を比べて、依頼する会社を決める

1社だけに査定を頼むと、その金額が高いのか安いのか判断できませんし、不動産会社にはそれぞれ得意不得意もあります。 相場を知ったうえで複数の査定額を並べると、どの会社の説明に根拠があるかが見えてきます。

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周りの市区町村で実際に成約した価格の中央値です。同じような家でも、市区町村が変わるとこれだけ金額が違います。自分の家がいくらになるかを考えるときの目安にしてください。方角は役所の位置から見た向きです。

このページの成約価格データについて

国土交通省が公表している不動産取引価格情報をもとに集計しています。 実際に不動産を購入した人へのアンケートをもとに、取引の当事者が特定されないよう 価格や面積を一定の幅に丸めたうえで公表されているデータです。 そのため、個別の物件の売買金額そのものではありません。

  • 出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ 不動産取引価格情報
  • 集計期間:2021年〜2025年に成約した取引
  • 集計方法:平均ではなく中央値。極端な金額に引きずられないため
  • 金額の範囲:土地と建物を合わせた価格(国土交通省の区分「宅地(土地と建物)」)。土地だけの取引は除外
  • データ取得日:2026-09-01
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